クラブ代表の想い

クラブ代表の想い

はじめまして。

私は、宮城県仙南地域で活動する「SENNAN Core」代表の大友美恵です。

子どもたちに、思いっきりバレーボールをしてほしい!自分が思うままにバレーボールをしてほしい!という思いで、これまで仙南地域にはなかった中学生バレーボールクラブチームを創部しました。

私は、15年ほど小学生のバレーボール指導をしてきましたが、教えた子どもたちは卒団後(小学校卒業後)中学生になると、本人たちが望むようにバレーボールができないのだなと感じていました。

なぜなら、

  • 部活の練習時間が少ない
  • 中学校の先生方の働き方改革、少子化による部活の縮小・廃部など、学校の方針に左右されてしまう
  • 顧問の先生が忙しく、なかなか指導に行けない
  • 仙台市内にクラブチームがあっても、練習拠点会場が遠いことから通う手段がない
  • 地域に教えてくれる人がいない

こうした課題を抱えていたからです。

子どもたちがもっとバレーが上手くなりたいと思っても、その練習するための環境が地域にない。

クラブがあっても練習拠点が遠く、親が送迎できない限りクラブチームには通えないのです。

そんな状況から私自身も、卒団した中学生のクラブ入部や練習環境を求めることはあきらめていました。

教え子たちの「バレーボールがもっと上手くなりたい」という思いに応えられず、悶々とした日々を過ごしていました。

↑長年指導をしている小学生チーム「川崎アタッカーズ

クラブをつくろうと決心

あるきっかけが重なり、私はNPO法人が行なっているバレーボールスクールのコーチを担う機会がありました。

ここでは他のチームの小学生とたくさん出会うことができ、他地域のチーム事情を知ることができました。

中でも宮城県内の中学校の部活動の実態や、外部コーチが足りないという声を多く聞き、みんな私の教え子たちと同じようにバレーボールが思いっきりやれていないんだな、不満を抱えて中学時代を過ごしているんだな、と感じることが多くなりました。

こうして私は、スクールの指導をしながらクラブ立ち上げを強く思うようになったのです。

子どもは純粋に、バレーボールをやりたい、上手くなりたいと思っている。
だけど、その環境が仙南地域にはない。
中学生という成長期の子どもたちの望むバレーボール環境が、地域の中に必要だ

そういう気持ちがまた再燃したのです。

子どもの笑顔、親の笑顔を守るために

子どもが本気になってボールを追い、目の色を変えて闘う姿。

できないことができた時の嬉しそうな笑顔。

達成感を子どもと共有した時の指導者としての喜び。

そんな瞬間を知ってしまうと、もっと良くしてあげたい!という思いが込み上げてきます。

子どもの心はもちろん、親の思い・我が子を思う親心を感じ、クラブを信頼して通って来てくださるたくさんの親や子どもたちの思いに応えたい、と真剣に考えるようになりました。

男子も女子もいるクラブだからこそ、技術向上環境を地域の中に確立したい。

そして、一人一人の「上手くなりたい」を叶えるクラブに成長できる体制を確立したい。

全国大会に出場できるチームに成長させたい。

これをチームの目標としてを掲げ、十分な練習環境をつくり、今までクラブがなかった仙南地域の中学生のために今後も努力して参ります。

SENNAN Core代表 大友美恵